焼入れ・焼き戻し

焼入れ・焼き戻しとは

「焼入れ」とは鋼をA3変態点以上の温度まで加熱し、炭化物を固溶させ均一なオーステナイト組織になるまで保持した後、焼入油にて冷却しマルテンサイト組織に変態させる処理方法です。
マルテンサイト組織は硬くなりますが、そのままではもろく、割れなどが生じやすいため、「焼もどし」を行い、粘りや強靭性を高めます。
高温の場合は、高温焼戻し、低温の場合は低温焼戻しと呼びます。

東研の強み

地域に密着した豊富な設備ラインナップと製品形状に応じた油種を使い分けることにより、焼入れ歪の抑制と適正コストを提案いたします。
また、経年変化を抑制させる「サブゼロ」装置も保有しております。

設備ラインナップ

処理 仕様 設備名 三重 名張 東住吉 寝屋川 富田林 小野 播磨 橋本 総計
焼入 バッチ式 焼入炉(浸炭炉) 7 8 6 7 8 3 39
冷却剤 M/A M/B/A M/A B/A/X B/A/8 B/8
ローラーハース式 連続焼入炉 2 2
冷却剤 M/X
メッシュベルト式 連続焼入炉 2 3 1 2 8
冷却剤 M 8 M
オーステンパ メッシュベルト式 連続オーステンパ炉 1 1
冷却剤 T
サブゼロ バッチ式 サブゼロ装置 1 1 1 1 4

冷却剤

特性 名称 略称
コールド マスタークエンチ M
ブライトクエンチ B
セミホット ホットクエンチ809 8
ハイテンプX X
ホット ハイテンプA A
ソルト T3G T

設備

焼入れ・焼き戻しの設備
焼入れ・焼き戻しの設備
焼入れ・焼き戻しの設備