磁気焼鈍

磁気焼鈍とは

軟磁性材料の保持力を整える事が目的です。
酸素の排除によって鋼材表面の酸化や脱炭を防止すると同時に、焼入れの効果によって鋼材を硬くし、高い光輝性と耐摩耗性や引張強さ、疲労強度などの強度を向上させることができます。

東研の強み

長年培った経験を活かし製品形状に応じた治具を自社設計し、鋼の凝着防止や歪を抑制します。
高い排気能力で光輝く製品をお客様にお届けします。高い排気能力により銀白色の美しい製品をお客様にお届けします。
また、2種類の保持力検査装置も保有しております。

設備ラインナップ

処理 仕様 設備名 三重 名張 東住吉 寝屋川 富田林 小野 播磨 橋本 総計
磁気焼鈍 バッチ式 真空焼入炉 3 4 7

設備能力 真空焼入れ炉

最高温度 540℃~1280℃
有効炉内寸法 800mm×800mm×1300mm
冷却圧力 280kPa(2.8bar)
冷却ガス N2ガス
小パーシャル 7Pa~130Pa
大パーシャル 4kPa~87kPa
パーシャルガス N2ガス

設備

磁気焼鈍の設備

HCメータ

(1)東北特殊鋼 K-HV1000

測定内容:保持力

(2)B-Hアナライザ

測定内容:保持力、飽和磁束密度、初期透磁率、最大透磁率

保持力
磁化された磁性体を磁化されていない状態に戻すために必要な反対向きの外部磁場の強さ
飽和磁束密度
磁束密度の限界
透磁率
物質の磁化のしやすさ
HCメータ