ガス軟窒化

ガス軟窒化とは

ガス軟化窒化とは. 窒化物を形成する表面硬化処理です。
炉内を雰囲気ガスとアンモニアで満たし、窒素と炭素を浸透させ、製品表面に高硬度の化合物層を生成します。

ガス軟窒化の特長

  1. 低温(550~600℃)で処理をするため、歪や寸法変化が小さい。
  2. 耐摩耗性・疲労強度・耐食性が向上。

東研の強み

最大炉内5トレイの連続ガス窒化炉で処理する事により、バッチ炉と比較して大幅なCO2排出量の削減とコスト低減に寄与します。(同条件で連続処理した場合)
また、ガス分量の調整により、従来より緻密でポーラス層が少ない化合物層を提供出来ます。
ポーラス層 = 化合物層の最表面に生成する層で、脆く微細な空隙が鎖状に連結した構造です。

従来のガス分量でのガス軟窒化処理

  • 化合物層:55μm
  • ポーラス層:30μm

対象製品

  • 化合物層:55μm
  • ポーラス層:20μm

従来の処理よりも、ポーラス層を 34%少なくすることができます。

設備ラインナップ

処理 仕様 設備名 三重 名張 東住吉 寝屋川 富田林 小野 播磨 橋本 総計
ガス軟窒化 ローラーハース式 連続ガス軟窒化炉 3 1 1 5

設備

ガス軟窒化の設備